投稿日 2023年10月31日(火曜日)
「安全だけど不安?」は本当か
信じて良いのか、その情報
静岡市平和委員会は10月22日、教育会館において、桜井和好さんを招いて、「汚染水の海洋放出はなぜいけないの?――岸田政権の原発回帰策を問う!」と題して学習講演会を開催。20人が参加しました。
講演会の要旨は以下の通りです。
桜井氏より当日のパワーポイント内容を、PDFファイルで提供いただきました。是非、ご覧ください。
桜井さんは「IAEA(国際原子力機関)は原発推進機関であり、海洋放出を止めるということはない。トリチウムはベータ線という放射線を出す物質で、紙1枚で止めることができるが、体内へ入ると、DNAの中で放射線を出し、異常を引き起こす。小児白血病などにおいてトリチウムを疑うべきという見解もある。そもそも海洋に流してはいけないものだから、タンクに貯めていた。」と、トリチウムのキケン性を指摘しました。
桜井さんは「福島の原発処理水は核燃料に直接触れた水であり、他とは違ってたくさんの放射性物質を含んでいる。アルプス処理水にも、トリチウム以外にたくさんの放射性物質が含まれており、外界へ出さないようにするのが加害者の責任。」と指摘し、「海洋放出に1230億円以上使っている。広域遮断壁をつくる、モルタル固化、大型タンクの建設など、費用も安く、しかも海洋放出しない方法はいくつもある。このような案は無視されている。」と話しました。
「老朽原発は事故のリスクも高い。核融合原子炉は中性子がたくさん発生して、極めてキケンであるなど、開発途上の各種原子炉もキケン。太陽光発電は2030年には発電コストが1kw時/5~6円になり、原発の半分から4分の1。しかも外国から燃料を輸入する必要がない。それなのに、岸田政権は国会で議論もせず、閣議決定で原発回帰を決定した。」と話した桜井さんは、「原発はコスト面でも国民の利益に反する。」とズバリ。
浜岡原発について調べている桜井さんは、「3~4年前にわかってきたことだが」として、「H断層(浜岡断層)は断層面が爪で傷がつくほど柔らかく、相良層が固結した後に、8万年くらい前にできた断層と考えられ、ブロック状に連続して断層が見られる。明らかに活断層。」と指摘。1~5号機の建っているところに三本の断層が走っている地図を見た参加者から、「それぞれの建屋が断層線を避けて建てられているように見えるが」との意見に、「その通り。中電は明らかに断層を知っている。」と答え、「これらの断層がまた動く可能性は?」の質問に、「大きな地震が起きると動きやすい。とくに向斜構造でスロープになっているので、滑って動きやすい。」と答えました。活断層の上に原発を建設することはできません。
2019年4月30日(火)投稿
4月21日(日曜日)、静岡市平和委員会主催の「平和学習in横須賀」軍港めぐりクルーズに参加しました。当日は27名が参加し「日米軍事一体化」をこの目で実感しました。また、神奈川平和委員会の鈴木和弘さんに懇切丁寧な解説と案内をしていただきました。
下の写真はクリックすると拡大します。
投稿日 2019年2月10日(日)
2月9日(土)13時30分より、「2 ・ 9憲法のつどい」(主催:静岡弁護士会)が市民文化会館中ホール
にて開催されました。「市民アクション9の日行動」に参加した多くの皆さんも会場へ。
半田滋さんの講演「安保法制下の自衛隊の実態」を拝聴しました。安倍自民党政府の様々な安保関連体制・法制と自衛隊の軍事力の強化の実態から、安倍9条改憲がその総仕上げであることが分かりました。安倍改憲NO!の声を益々広げる必要があります。
2018年11月7日13:30~15:30 シズウェルにて 日本平和大会学習パンフレットを教材に、静岡県平和委員会の事務局長、渡辺さんをチューターに行いました。
沖縄、安倍政治、9条改憲問題、核兵器、トランプさん、北朝鮮・・・と話は多岐にわたりました。